発売日とレビュースケジュールが確定 NVIDIAは、次世代GPUシリーズの中位モデル「GeForce RTX 5070 Ti」の発売日を2月20日に正式に設定しました。これに先立ち、メーカー製MSRPモデルのレビュー解禁は2月19日となることが発表されています。
重要な点として、NVIDIAは明日からボードパートナー各社へのサプライチェーン出荷を開始し、来週にはレビュアーやインフルエンサー向けのサンプル出荷が始まる予定です。
詳細なスケジュール
RTX 5070 Tiの主要スケジュールは以下の通りです:
- 1月17日:地域別ハブでの在庫確保開始
- 2月5日:チャネル向け出荷開始
- 2月19日:MSRPモデルのプレス・インフルエンサーレビュー解禁
- 2月20日:カスタムモデルのプレス・インフルエンサーレビュー解禁
- 2月20日:一般販売開始
Founders Editionの不在と価格への影響
注目すべき点として、今回のRTX 5070 TiではNVIDIA純正のFounders Editionの設計が見送られることが明らかになっています。これにより、メーカー製のMSRPモデルのみが市場に投入されることになります。
RTX 5090やRTX 5080の発売時の状況を考慮すると、MSRPでの販売は極めて限定的になる可能性が高く、実売価格は希望小売価格を上回ることが予想されます。
標準モデルの動向とAMDの対応
一方、標準モデルとなるRTX 5070の発売時期については、依然として「2月中」という大まかな予定のみが示されており、具体的な日程は明らかにされていません。
これに対してAMDは、対抗製品となるRadeon RX 9070シリーズを3月に投入する予定を表明していますが、NVIDIAの動きに合わせて発売時期を前倒しする可能性も否定できません。
市場への影響と期待
中位GPUセグメントは、ゲーマーやクリエイターにとって最も重要な価格帯であり、性能と価格のバランスが特に注目されます。AMDの対抗製品との競争により、より魅力的な価格設定や性能向上が期待されます。
まとめ
RTX 5070 Tiの発売スケジュールが明確になったことで、次世代GPU市場の展開が本格化します。Founders Editionの不在や価格動向については懸念材料となりますが、AMDとの競争激化により、ユーザーにとってより良い選択肢が生まれることが期待されます。今後の両社の動向と、実際の製品性能や価格設定に注目が集まります。