AMDから新たに発売されたRyzen 5 9600XとRyzen 7 9700Xは、ゲーマーやコンテンツクリエイターにおすすめの高性能CPUです。これらのCPUは、最新のZen5アーキテクチャを採用し、前世代のZen4と比べてIPC（命令per クロック）が約16%向上しています。さらに、TDPが105Wから65Wに引き下げられ、発熱が軽減されているため、空冷クーラーでも十分な冷却性能を発揮します。
Ryzen 5 9600XとRyzen 7 9700Xの主な特長
Ryzen 5 9600XとRyzen 7 9700Xは、ともにTSMC 4nmプロセスで製造されたZen5アーキテクチャを採用しています。前世代と比べて、フロントエンド部のディスパッチが6基から8基に、ALUが4基から6基に増加し、アウトオブオーダ実行時の命令保存数も320から448へと拡張されています。これらの改善により、より高速な処理が可能になりました。
| 項目 | Ryzen 7 9700X BOX | Ryzen 7 7700X BOX | Ryzen 5 9600X BOX | Ryzen 5 7600X BOX |
|---|---|---|---|---|
| コードネーム | Granite Ridge | Raphael | Granite Ridge | Raphael |
| コア数 | 8コア | 8コア | 6コア | 6コア |
| スレッド数 | 16スレッド | 16スレッド | 12スレッド | 12スレッド |
| 動作クロック | 3.8GHz | 4.5GHz | 3.9GHz | 4.7GHz |
| 最大ブーストクロック | 5.5GHz | 5.4GHz | 5.4GHz | 5.3GHz |
| キャッシュ | 40MB (8MB L2 + 32MB L3) | 40MB (8MB L2 + 32MB L3) | 38MB (6MB L2 + 32MB L3) | 38MB (6MB L2 + 32MB L3) |
| TDP | 65W | 105W | 65W | 105W |
| 対応メモリー | DDR5-5600 (2DIMM), DDR5-3600 (4DIMM) | DDR5-5200 (2DIMM), DDR5-3600 (4DIMM) | DDR5-5600 (2DIMM), DDR5-3600 (4DIMM) | DDR5-5200 (2DIMM), DDR5-3600 (4DIMM) |
対応マザーボードとメモリー
Ryzen 5 9600XとRyzen 7 9700Xは、Socket AM5に対応しているため、現行のAMD 600シリーズチップセット搭載のSocket AM5対応マザーボードでも、BIOSを更新することで使用可能です。メモリーはDDR5が引き続き採用され、定格対応がDDR5-5200からDDR5-5600に向上しています。これにより、メモリー帯域幅の改善が期待できます。
価格と購入方法
価格と購入方法
- 製品名: Ryzen 5 9600X BOX
- 型番: 100-100001405WOF
- 税込価格: 54,800円
- 製品名: Ryzen 7 9700X BOX
- 型番: 00-100001404WOF
- 税込価格: 70,800円
ポチップ- 発売日: 2024年8月10日(土)11:00より販売開始
- 購入方法: 主要パソコンショップおよびオンラインストアにて販売
- 公式サイト: AMD Ryzen 5 9600X AMD Ryzen 7 9700X
まとめ
AMD Ryzen 5 9600XとRyzen 7 9700Xは、Zen5アーキテクチャの採用により、高いIPC向上と65W TDPの実現で、優れた性能と冷却性能を兼ね備えています。ゲーマーやコンテンツクリエイターに最適な選択肢であり、現行のSocket AM5マザーボードとの互換性もあるため、アップグレードにも適しています。
Ryzen 5 9600Xは税込価格54,800円、Ryzen 7 9700Xは税込価格70,800円となっており、性能と価格のバランスに優れたCPUです。発売日である2024年8月10日以降、主要パソコンショップおよびオンラインストアで購入可能ですので、自分のニーズに合ったモデルを選択してください。
