人気オンラインゲーム「フォートナイト」を開発・運営するエピックゲームズは、数ヶ月前にディズニーから15億ドル（約2,175億円）の投資を受けたことが明らかになりました。この提携の目的は、フォートナイト内にディズニーのフランチャイズを集結させた、パーシステント（持続的）な世界を創造することです。
エピックゲームズのSaxs Persson氏が語る、ディズニーとの新プロジェクト
シアトルで開催されたアンリアル・フェストにて、The Vergeがエピックゲームズ副社長のSaxs Persson氏から、このプロジェクトに関する情報を入手しました。Persson氏は以下のように述べています。
「ディズニーは、自社のフランチャイズが存在できる持続的な場所を求めていますが、同時に我々が構築したエコシステムの一部になりたいと考えています。エコシステム同士の相互運用性こそが、ここでの魔法だと我々は考えています。プレイヤーの観点からすれば、フォートナイトの体験とディズニーの体験、そして他のあらゆる体験の間を自由に行き来したいはずです。」
ディズニーとフォートナイトの世界をシームレスに行き来
Persson氏によると、プレイヤーはこの新しい世界に「ディズニーの入り口からでもフォートナイトの入り口からでも」アクセスできるとのこと。また、このプロジェクトはフォートナイトと同じバックエンド、全体的な見た目、ソーシャルグラフを持ちますが、ゲーム内のコンテンツとディズニーの世界へのアクセシビリティが異なる点だと明らかにしました。
ディズニーキャラクターとフォートナイトの共存に関する懸念
このプロジェクトの大きな懸念点は、ディズニーのキャラクターがフォートナイトの世界で何でもできてしまうのではないかということでした。しかし、Persson氏はこの点について次のように述べ、懸念を払拭しています。
「すべてのアウトフィットができることが全てというわけではありません。LEGOのミニフィギュアは銃を持ちません。ブランドは、そのブランドが特定のレーティングと関連付けられることに対して、自分たちが快適だと感じる程度までブランドガイドラインを強制できるはずです。」
まとめ
エピックゲームズとディズニーの画期的なコラボレーションは、フォートナイト内に新たな可能性を開くでしょう。ディズニーの世界観を持つ持続的な環境が、フォートナイトのエコシステムとシームレスに融合することで、プレイヤーに今までにない没入感のある体験を提供することが期待されます。現時点ではこのプロジェクトがいつ実現するのか明らかになっていませんが、今後の進展に注目が集まります。
