2024年8月28日、Floating Rock Studioはデビュー作となるゲーム「Kyōryū」の初のゲームプレイトレーラーを公開しました。このサードパーソンアクションアドベンチャーゲームは、昨年9月に発表されて以来、多くのゲーマーの注目を集めています。ゲームの舞台はポストアポカリプス後の日本で、遺伝子改造された恐竜たちが支配する世界です。
サムライT-レックス「トリ」と遺伝子改造された恐竜の物語
プレイヤーは、知能を持ったサムライT-レックス「トリ」として、人類文明が滅びた後の日本の廃墟を探検します。「トリ」は若く、まだ成長途上ですが、遺伝子改造により高い知能を持っています。ゲームはアンリアルエンジン5で開発されており、その中で「トリ」は他の恐竜と戦いながら、崩壊した文明の遺跡を探索します。
トレーラーでは、日本文化やサムライの影響を受けたビジュアルスタイルが初めて披露され、「トリ」が長い草むらを忍び歩いたり、他の恐竜から卵を盗んで母親に追いかけられるシーンが描かれています。トレーラーの最後には、「トリ」の父親が登場し、3匹の敵恐竜に囲まれた息子を救うシーンが描かれています。この父親は立派な角を持ち、成長したT-レックスとしてサムライのような風格を備えています。
まだ謎に包まれた「Kyōryū」のゲームプレイ
「Kyōryū」のゲームプレイに関しては、トレーラーで明らかにされた以上の情報はまだほとんど公開されていません。しかし、開発者によると、このゲームは多くのカットシーンを伴う感情的なストーリーが展開される予定です。初のゲームプレイトレーラーに対する反応は概ね好評ですが、一部の批判的な意見もあります。特に、Redditのユーザーからはアニメーションが硬いとの指摘があり、最終バージョンでの改善を期待する声が上がっています。
Steamではすでに予約注文が可能ですが、具体的な発売日はまだ決まっていません。ただし、PC向けにまずリリースされることは確実で、他のプラットフォームへの展開は現時点では不明です。
「Kyōryū」と同じ世界を舞台にしたアニメシリーズも制作中
「Kyōryū」の開発元であるFloating Rock Studioは、かつてWeta Digitalに所属していたメンバーで構成されており、同じ世界観を舞台にしたアニメシリーズの制作にも取り組んでいます。このアニメシリーズは、ゲームとは異なる視点から「Kyōryū」の世界を描く予定です。
まとめ
「Kyōryū」の初のゲームプレイトレーラーは、ポストアポカリプス後の日本で遺伝子改造された恐竜が繰り広げる壮大な冒険を描いています。日本文化とサムライの美学を融合させた独特のビジュアルが、このゲームを際立たせており、リリースが待ち遠しい作品となっています。今後の情報公開に期待しましょう。