Ankerのサブブランド、Nebulaから発売された「Nebula Capsule 3 Laser」は、Bluetoothスピーカーのようなコンパクトなボディに高性能なプロジェクター機能を詰め込んだポータブル製品です。119,900円という価格ながら、フルHD解像度の投影やオートフォーカス、台形補正など充実した機能を備えています。
本体サイズはわずか83 × 83 × 170 mm、重量は950g。500mlのペットボトルよりも小さく、持ち運びに非常に便利です。内蔵バッテリーで最大2.5時間の使用が可能なので、屋外での映画鑑賞会などにもおすすめ。300 ANSIルーメンの明るさを実現しているので、薄暗い環境であれば十分な画質で投影できます。
筐体とインターフェース
Capsule 3 Laserの筐体はJBL Charge 3のようなドリンク缶型で、上下がフラットな円筒形状をしています。素材のほとんどが金属製で、高級感と堅牢性を兼ね備えた作りになっています。前面にはレンズとオートフォーカス・台形補正用のカメラが配置され、背面にはスピーカーグリルがあります。
底面の背面パネルには、AUX端子、HDMI端子、USB-C端子の3つの外部ポートがあります。電源ボタンとBluetoothボタンも背面にあり、その他の操作ボタン(メニュー操作、音量調整など)は上面の円形部分に配置されています。底面は滑り止めのゴム製で、中央には三脚用のネジ穴もあります。
スペックと特徴
Capsule 3 Laserは最大120インチのスクリーンにフルHD映像を投影可能。メーカー公称の明るさは300 ANSIルーメンです。前面カメラによるオートフォーカスと自動台形補正機能を搭載しているのも特徴です。
外部接続端子に加えて、Wi-FiやBluetooth、Chromecastにも対応。バッテリー容量は52Whとなっています。付属品はリモコン、単4電池×2、充電器、90cmのUSB-Cケーブル、クイックスタートガイドが同梱されます。
使い勝手とパフォーマンス
OSにはAndroid TVを採用してましたが2024年9月12日以降に販売されたものはGoogle TVとなっています。
リモコンでの操作性は抜群。ただし、ボタンを押してから画面に反映されるまでのラグはかなり目立ちます。アプリは「YouTube」や「Prime Video」などがプリインストールされており、Google Playストアから追加でアプリをインストールすることも可能です。
気になるのは設置の自由度の低さ。レンズが真正面に向いているため、ちょうど目の高さに設置するのが理想的ですが、視界の邪魔になってしまいます。台形補正を使って角度をつけると画質が多少落ちてしまうのが玉に瑕。とはいえ、300ルーメンの明るさと自動補正機能のおかげで、暗めの部屋であれば問題なく使えます。
価格と購入方法
- 製品名: Anker Nebula Capsule 3 Laser(300 ANSIルーメン)
- 価格: ¥119,900
- 購入場所: AmazonやAnker公式ストア
- 公式サイト: Anker Nebula Capsule 3 Laser
より安価なものをお求めの場合は:
- 製品名: Anker Nebula Capsule 3(LED 200 ANSIルーメン)
- 価格: ¥69,990
- 購入場所: AmazonやAnker公式ストア
- 公式サイト: Anker Nebula Capsule 3
まとめ
Anker Nebula Capsule 3 Laserは、ポケットサイズながら300ルーメンのフルHD投影が可能なモバイルプロジェクターです。バッテリー駆動で屋外利用にも対応し、自動補正機能も備えた高機能モデル。配置の自由度はやや低いものの、暗い環境下での利用に適した製品と言えるでしょう。
価格を抑えたい場合は、LED光源を採用し200 ANSIルーメンの明るさであるものの、69,990円で購入できるNebula Capsule 3も検討の余地があります。実際、販売数ではこちらの方が人気があるようです。
持ち運べる大画面エンターテインメントをお探しなら、ぜひ検討してみてください。