ゲーム業界に衝撃が走っています。大手ゲーム開発会社Ubisoftが、9月26日から29日に開催予定の東京ゲームショー(TGS)への出展を突如取りやめました。さらに、同社の人気シリーズ最新作「アサシンクリード シャドウズ」のプレス向けプレビューも中止となりました。
この突然の決定に、業界関係者やファンの間で様々な憶測が飛び交っています。Ubisoftは出展中止の理由を「諸般の事情」としか説明しておらず、具体的な理由は明らかにされていません。
相次ぐリークと批判の影響か
「アサシンクリード シャドウズ」をめぐっては、最近になってゲームプレイ映像を含む開発日記がIGNの中国サイトで公開されるなど、情報漏洩が相次いでいました。これらのリークに加え、ゲームの歴史的・文化的表現に対する批判も高まっていたことが、今回の決定に影響を与えた可能性があります。
特に、日本を舞台にしたとされる本作品の歴史や文化の描写が不適切だとする声が上がっており、Ubisoftはこれらの批判に対応するため、急遽出展を取りやめた可能性も考えられます。
ユービーソフトの経営状況にも注目
Ubisoftは近年、財務面でも苦戦を強いられています。株価の大幅下落や、「スター・ウォーズ アウトローズ」や「XDefiant」といった新作ゲームの期待外れの売上げにより、収益が大きく落ち込んでいます。
さらに、株主からは会社の再構築や新しいCEOの登用を求める声も上がっています。しかし、現時点では大きな変革は行われていません。このような経営状況も、今回の決定に影響を与えている可能性があります。
発売延期の可能性も浮上
これらの状況を受け、「アサシンクリード シャドウズ」の発売延期の可能性も取り沙汰されています。東京ゲームショーという大舞台での出展を取りやめたことで、ゲームの開発状況に何らかの問題が生じている可能性も否定できません。
延期されるとしても、数週間から数か月程度の小規模なものなのか、それとも大幅な延期となるのか、現時点では不明です。ファンにとっては気がかりな状況が続きそうです。
まとめ
Ubisoftの突然の東京ゲームショー出展取りやめと「アサシンクリード シャドウズ」のプレビュー中止は、ゲーム業界に大きな波紋を投げかけています。リークや批判への対応、会社の経営状況など、様々な要因が絡み合っていると考えられますが、真相は明らかになっていません。
今後のUbisoftの動向や「アサシンクリード シャドウズ」の開発状況に、業界関係者やファンの注目が集まることは間違いありません。ゲームの発売日や内容に変更が生じる可能性もあり、続報に期待が高まっています。