本当です! (-。-)y-゜゜゜
私自身も車を運転していて高齢者ドライバーの運転を見たときに
「アブねぇなぁ」
と感じることが多々ありますが、それは感じるだけであって、事実とは異なるようですよ。
資料の出典は警察庁の統計ページ、交通事故の欄からです。
平成27年における交通事故の発生状況
https://www.npa.go.jp/toukei/index.htm#koutsuu
運転者年齢層別事故率では高齢層は低い
高齢者の数が多くなっていますので、件数で比較するのは不利になるかもしれませんので、公正をきすため事故率での比較です。
17ページにある運転者年齢別の事故率グラフです。
どうですか?
最も危険な年齢層は16歳~19歳ですね。
これは、運転技術が未熟かつスピードがスキってことでわかります。(過去の自分を思い返せば)
次に20歳~29歳です。
その次が80歳以上ですね。
他の年齢層では有意に差は認められませんね。
年齢層別交通事故死傷者の推移も高齢者層は低い
次に5ページにあります年齢層別、死傷者の状況グラフです。
80歳以上がもっとも少なくなっています。
また、高齢者層と比べ若年層がより死傷者率が高くなっています。
これは運転者年齢層別になっていません。
屋外で活動する率が少ない高齢者ほど低く出る可能性がありますので、参考程度ですけれども、高齢者層ほど死傷者率が少ないのも事実ですね。
なぜ高齢者ドライバーは危険と感じるのか?
ひょんなことから高齢者ドライバーについて議論したことがあるのですが。
お相手は…皆さんご存知の超セレブさんですよ (。・_・。)
「データは信用できない」
「私は取材して危ないと感じているし、当事者である高齢者も不安に思っている。」
「だから高齢者の運転する車には乗りたくないし、事故の可能性も高い。」
(。・_・。)(ウル覚え)
というようなことをおっしゃてまして、平行線でした。
このような方は年齢問わず結構多いです。
ご自身の感覚だけで議論されるので議論にならんのですね。w
高齢者の事故率が低いのは事実です。
事実は事実として認めるべきだと思うんですよね。
では、なぜ運転を見たり、取材や同乗して肌で感じる不安と事実が異なるのか?
実際に感じたことと事実の乖離を分析することが大事なんだと思います。
私が高齢者の先輩方に聞いた範囲での推測ですが。
1,運転する時間が短い
2,自身が、若い頃より、認知、判断、動作の速さ、に自身がないため、慎重に運転している
無理な長時間運転をしない。
高齢による不利な条件を経験でカバーして運転している。
そのような方がほとんどだと思われるのです。
緩慢な動作や慎重さが我々若年層から見るとより不安に感じる原因なのでしょう。
実際周りでの高齢者ドライバーの事故は少ない
みなさんの周り、友人知人の高齢者の方の事故率は高いのでしょうか?
私の周りでは事実として重大な事故を起こしている方は皆無です。
高齢だから危険、若年だから安全などというレッテル貼りは恥ずべきことです。
ましてや、タクシーやトラックの運転を生業となさっているドライバーは言わずもがなでしょう。
結論
タクシーに乗車する際、自信満々の若年ドライバーより慎重なベテランドライバーを選びたい
マスメディアでは高齢ドライバーがことさら危険だとセンセーショナルに報じていますが事実は違っている可能性が高いのです。
「高齢者ドライバーは危険だ」との認識から乗車拒否される高齢のタクシードライバーも増えているというのも耳に入ってきます。
これはもう高齢者に対するヘイトだと言えるかもしれません。
とても悲しいことです。
これから日本は超高齢化社会となってゆく運命です。
いずれ我々も高齢者になり、生きてゆかねばならないのですから…