Valveが新たなOSアップデートの中で、ASUSのROG Allyやその他のハンドヘルドゲーミングPCがついにSteamOSを搭載できるようになると発表しました。この革新的な動きは、ハンドヘルドゲーミング市場に大きな影響を与えることが予想されます。
Valveが ROG Allyとその他のハンドヘルドデバイスへのSteamOS対応を計画
Valveが自社のSteam Deck以外のハンドヘルドデバイス、特に現在市場で最も売れているハンドヘルドの1つであるASUS ROG AllyへのSteamOSサポートを拡大することが正式に発表されました。The Vergeの報道によると、ValveのデザイナーであるLawrence Yangが、ROG Ally向けのSteamOSが近いうちに利用可能になることを確認しています。
SteamOS 3.6.9 Bega: Megafixerリリースノートに隠された重要な情報
SteamOS 3.6.9 Bega: Megafixerのリリースノートには、「ROG Allyの追加キーのサポートを追加」という、これまで知られていなかった記述がありました。Valveに問い合わせたところ、「ROG Allyキーに関する注記は、SteamOSのサードパーティデバイスサポートに関連しています」との回答がありました。
ROG Ally以外のハンドヘルドデバイスもSteamOSに対応か
興味深いことに、ValveはROG Ally以外の「追加のハンドヘルド」にも明確に言及しています。ただし、Valveはまだ開発中であるため、他のハンドヘルドがSteamOSを搭載できるようになるまでには時間がかかる可能性があります。また、ROG AllyがデフォルトでSteamOSを搭載して出荷されるという情報はありません。市場の他の主要なハンドヘルドには、LenovoのLegion GoやMSIのClawなどがあります。
Steam DeckのWindows対応も進行中
Valveは、Steam DeckコンソールをデュアルブートのWindowsハンドヘルドに変換することにも取り組んでいます。これにより、ユーザーはニーズに応じてOSを切り替えることができるようになります。YangはSteam Deck OLED版用の残りのWindowsドライバーを準備中だと述べていますが、WindowsOSがSteam Deckで完全に起動できるようになる時期は現時点では不明です。
ASUS ROG Allyの魅力とSteamOS対応の意義
現在、ASUS ROG AllyはWindowsオペレーティングシステムを搭載しているため、最も汎用性の高いゲーミングハンドヘルドの1つとなっています。MicrosoftがPC製造業者のために検証チームを用意しているため、ASUSはハンドヘルドを問題なく構築できます。ROG Allyには標準モデルと新しいXモデルがあります。
一方、Steam Deckは性能面ではROG Allyに劣りますが、Linux系のSteamOSがシンプルでゲームをすぐに始められるため、ゲーマーから愛されています。ASUS ROG AllyにSteamOSを搭載することは、ユーザーが異なる2つのOSを自由に切り替えて様々なタスクを実行できるようになるため、ハンドヘルドゲーミングにとって大きな前進となるでしょう。
まとめ：ハンドヘルドゲーミングPCの新時代の幕開け
ValveによるASUS ROG AllyへのSteamOS対応は、ハンドヘルドゲーミングPC市場に革命をもたらす可能性があります。ユーザーはWindowsの汎用性とSteamOSの使いやすさの両方を楽しめるようになり、より自由度の高いゲーミング体験が可能になるでしょう。今後の開発動向に注目が集まる中、ハンドヘルドゲーミングの未来がより明るく、多様なものになることが期待されます。
