ホーム健康医療アルツハイマー治療薬を使って歯を再生、これ一石二鳥じゃないの?

アルツハイマー治療薬を使って歯を再生、これ一石二鳥じゃないの?

アルツハイマー治療薬を虫歯に直接塗布して再生治療出来るって事らしいです。

現段階ではマウスでの実験段階だそうですが、2017年から人間で治験が始まるので、早ければ5年以内に治療方法として認定される可能性がありそうです。

アルツハイマー治療薬で歯の再生が出来る!?

虫歯の治療のため歯を削ると、通常、削った部分が完全に再生されないので人工の詰め物を入れることになります。
しかし、キングス・カレッジ・ロンドンの研究者らによって発表された内容によると、アルツハイマーの治療薬を利用して、虫歯などによってダメージを受けた歯を再生させることに成功したとのことです。
– GICAZIN http://gigazine.net/news/20170111-drug-alzheimer-teeth-treatment/

この薬は、 Tideglusib という薬で、アルツハイマー治療においては、原因となる異常のあるタウタンパク質に働きかけ、進行を遅らせるような作用があると考えられています。

一方、歯の治療においては歯の中心にある幹細胞に働きかけ、象牙芽細胞を成長させるトリガーとなります。

歯の象牙質を形作る幹細胞を活性化させる効果が認められるそうです。

再生出来るのは歯の象牙質だけ

という事は、虫歯の原因菌を退治して直すのではなく、象牙質の再生のみに効果があるという事ですね。

効果は、象牙質に限られ、残念ながら歯の表面を覆っている、エナメル質の再生は出来ないようです。

歯の内側の象牙質まで届いてしまい、非常に状態の悪い虫歯を治療した後に、象牙質の再生を行う再生医療という事になります。

歯科で虫歯を削る治療は当面続く模様

いったん虫歯を削って治療してから、再生させることになるので、痛い治療(治療技術が進み、最近はあまり痛みを感じませんが)が無くなるわけではないんですね。

実用化は5年後の2022年?

2017年から人間で治験が始まるので、早ければ5年以内に治療方法として認定される可能性がありそうです。

但し、キングス・カレッジ・ロンドンの研究だそうですから、上手くいって、まずは2022年以降にイギリスからという事になりそうです。

日本では10年後かなぁ (-。-)y-゜゜゜

 

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