ASUSが、AMDの最新プロセッサRyzen AI 300シリーズを搭載した新型ノートPCラインナップを米国で発売しました。今回は、クリエイターやプロフェッショナル向けのProArtシリーズと、よりポータブルなZenbookシリーズの3モデルが登場します。これらの新製品は、高度なAI機能と強力な性能を備え、価格は1,399ドル(約20万円)からとなっています。
ASUS ProArt P16 (H7606) – 4K+有機ELディスプレイと強力なGPUを搭載したクリエイター向けノートPC
ASUS ProArt P16は、ASUSの新ラインナップの中で最も高性能なモデルです。16インチの4K+ OLEDディスプレイを搭載し、タッチスクリーン機能も備えています。色再現性にも優れており、10ビット色深度、500ニトのHDRピーク輝度、DCI-P3色域100%カバーを実現しています。内部スペックも非常に高く、AMD Ryzen AI 9 HX 370プロセッサ、64GB LPDDR5Xメモリ、2TB PCIe SSD、そしてNVIDIA RTX 4070 8GBグラフィックスカードを搭載しています。これにより、3DCG制作やビデオ編集など、リソースを多く必要とする作業もスムーズに行えます。また、ASUSの独自アプリケーションであるStoryCubeとMuseTreeも搭載されており、クリエイティブな作業をより効率的に進めることができます。
価格は1,899.99ドル(約27万円)からとなっています。
ASUS ProArt PX13 (HN7306) – 携帯性に優れた2in1モデル
ASUS ProArt PX13は、P16の小型版といえるモデルです。13.3インチの3K OLEDディスプレイを搭載し、2in1の形状を採用することで高い携帯性を実現しています。プロセッサはP16と同じRyzen AI 9 HX 370を採用していますが、グラフィックスカードはRTX 4060 8GBとなっています。メモリは32GB LPDDR5X、ストレージは1TB PCIe NVMe SSDを搭載しています。接続性も優れており、USB 3.2 Gen 2 Type-A、2基のUSB 4.0 Gen 3 Type-C、HDMI 2.1、microSDカードリーダーなどを備えています。また、最新のWi-Fi 7とBluetooth 5.4にも対応しています。バッテリー容量は73Whで、P16よりも約450g軽量化されているため、外出先での使用に適しています。
価格は1,699.99ドル(約24万円)からとなっています。
ASUS Zenbook S 16 (UM5606) – コストパフォーマンスに優れたクリエイター向けノートPC
ASUS Zenbook S16は、より手頃な価格帯のモデルです。CPUのみで動作し、グラフィックスには内蔵GPUのRadeon 890Mを採用しています。プロセッサはRyzen AI 9 HX 370またはRyzen AI 9 365から選択可能で、それぞれ81 TOPsまたは73 TOPsのAI性能を発揮します。16インチOLEDディスプレイを搭載し、メモリは24GBまたは32GB LPDDR5X、ストレージは1TB PCIe SSDとなっています。接続性はProArtシリーズと同様に充実しています。
価格は約29万円からとなっており、3モデルの中で最もコストパフォーマンスに優れたモデルといえるでしょう。
まとめ
ASUSの新型Ryzen AI搭載ノートPCは、クリエイターやプロフェッショナル向けの高性能モデルから、携帯性に優れたモデル、コストパフォーマンスの高いモデルまで、幅広いニーズに対応しています。高度なAI機能と強力な性能を備えたこれらの新製品は、日本市場でも注目を集めることが予想されます。具体的な日本での発売日や価格については、今後の発表を待つ必要がありますが、クリエイティブな作業や高度な処理を必要とするユーザーにとって、魅力的な選択肢となることは間違いないでしょう。