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洗濯機で時短はドラム式が本当におすすめなのか?

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洗濯機で時短する場合、ドラム式をおすすめしている記事が多いのですが、書いてる方はよっぽど大らかなのか? 日常的に長期間洗濯機を使用したことが無い方なのではないかと思います。

洗濯物は、一緒に洗うと、染料によって色移りしたり、素材によって毛玉ができやすかったり、使用目的別で分けたりして、普通の感覚であれば、別洗いをしなければならないのですね。

夫婦2人暮らしでも、素材と使用目的に合わせて、最低3回は洗濯をされる方が多いのではないかと思います。

おのずとドラム式で一気にかたずけちゃえ

とはならない為、縦型洗濯機+洗濯乾燥機の方が処理時間としては速くなります。

洗濯機の買い替えの為、愛妻に命令さ…

あっ、お願いされレビューなどを、まめにチェックしている、恐妻家オヤジ

ども、アイダです( `ー´)ノ

洗濯の負担を減らすためドラム式にしたが…

10年ほど前にドラム式に買い替えて使用していますが、結局洗濯時間の短縮にはなり得なかった。

その理由は…

別洗いしなければならず何度も洗濯しなければならないから

  • 色移りするため色物と白い物を一緒に洗えない
  • 化繊と木綿は一緒に洗うと毛玉がひどくなる
  • 下着と布巾など使用目的が別なものは一緒に洗えない
  • 女性物の下着類やストッキング類は乾燥機がかけられない

まぁ当たり前ですね。

乾燥まで一気にできる素材と種類は限られているから

洗濯から乾燥まで一気にできるものは、タオル類と男物の下着類のみということになります。

毎日小まめな掃除が必要

排水フィルター

ドラム式は洗濯する時に、溜まった水を循環させて洗います。

そのための循環ポンプや循環ホースが複雑な形状で設置されており、糸くずが詰まりやすくなっています。

  • 排水フィルターは毎日、もしくは毎洗濯時に水洗いが必要

乾燥フィルター

乾燥機が内蔵されてるドラム式は、大なり小なり熱気を循環させます。

ヒーター式の場合は熱気をヒーターと洗濯槽の間で循環させます。

また、ヒートポンプ方式は外気と熱交換を行うため、大型の熱交換器のラジエターの掃除を必要とします。

  • 乾燥フィルターは毎日掃除機で吸い取り、汚れがひどい場合水洗いが必要
  • 熱気の循環経路の日頃のこまめな掃除が必要
  • ラジエターに埃が詰まらないように、洗濯機の周りや下側の埃を取り除くことが必要

洗濯機の内も外も綿埃は大敵なのですが、乾燥機を使えば綿埃は発生するものなのです。

フィルターで全てを防げればよいのですが、する抜けるほど小さな埃が、熱気循環経路に残り、洗濯洗剤と合わさって頑固な固形物となります。

ドラム式洗濯乾燥機の場合、乾燥機単体より内部が複雑ですので、掃除が困難なのは言うまでもありません。

温風ヒーターとファン
温風ヒーターとファン
BD-V1 温風ヒーター目詰まり
BD-V1 温風ヒーター目詰まり
温風循環経路

排水ホース

縦型に比べホースの取り回しが複雑なため、黒くて大量の水垢がホースの内側に発生しやすい。

年に1回程度、業者による分解掃除が必要

乾燥機使用の頻度と使い方によっては、年に1回程度は業者による分解掃除が必要です。

  • 時間はおおよそ2時間程度
  • 費用は2万円程度

それほど時間はかからないと思いますが、誰かが自宅に居なければなりません。

10年間快適に稼働させるためには20万円以上の保守費用が必要となります。

ビックドラム分解
ビックドラム分解

トータルで見れば時短にならない?

実際にドラム式を10年使用した経験では、購入前に考えていたほど時短にはなりませんでした。

また、1年~2年に1回の分解掃除が、とても苦痛でした。

乾燥機の温風により、熱にさらされるゴムやシリコンで出来ている部品は、3年~5年程度で交換が必要になり、縦型と比べて余計な手間と費用がかかるのではないかと思います。

購入の要件に時短を考慮する場合、必ずしもドラム式が最適な洗濯機だとは言えないと考えます。

ということで、近々、縦型洗濯機に関しても考察を行いたいと思います。

ではでは~

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