数年前に買った Corei5 や Corei7 搭載で、 スペックはソコソコ高性能だけど、何故か遅いノートパソコンやデスクトップパソコンを爆速に変身させる、換装用SSDの候補のランキングです。
名付けて Windows7 から Windows10 へ、換装用SSDアイダ的ランキング5選ですよ、奥様(*^^*)
事の始まりは知人から
3年前に買ったノートパソコンが遅いんだけど、ちょっと診てくれない?
と相談を受けまして…
どうせ予算ケチって買ったCeleronとか処理能力低い安価なやつじゃねーの?
メンドクセ(´Д`)ハァ…
と心でつぶやきながら
ご希望どおり、ちょっと診てみたら…
結局、貴重な休日を潰すハメになりましたよ٩(๑òωó๑)۶
ども、気のいい皆様のIT便利屋アイダです(^o^)
目次
起動に10分弱もかかるノートパソコン
電源スイッチON!
メーカーロゴ表示
1分経過、5分経過、10分経過
ようやく、ようこそ画面表示…
うーむ、これはアレだ、Windows7 が調子悪いんだわ
ちなみに Winsows7 と言えば
Windows 7は2020年1月14日、Windows 8.1は2023年1月10日にそれぞれ終了となります。 以降はマイクロソフトよりセキュリティ更新プログラムの提供が行われなくなります。
マイクロソフト
皆さんそろそろ買い替えをご検討下さいね。
と、考えたのもつかの間、こんな表示がポコポコと…
Driver updater etc…
出るわ出るわ迷惑ソフトが
こりゃ削除ですな
7個?ほど削除して、期限が切れてるウイルスバスターもアンインストール
で、再起動すると3分ほどでようこそ画面が表示されるようになりましたよ
当人に確認してみると
もっと早くならんの?
と、のたまう
買い替えたらいいんじゃね?
と返すと
使いやすいからできる限り使いたいんですと
じゃ、SSDに載せ替えて Windows10にアップグレード するしか無いyo?
ということで、まずはSSDに換装することにしましたよ
ちなみに、私アイダが今回のように、SOSを受けた時に使っている、ノートパソコンは8年ほど前に購入し、5年ほど前に Samsung の SSD、840に換装した Acer Aspire TimelineX Corei5 432 という骨董品なのですが、電源スイッチを押して Windows10 の起動画面までは15~18秒、PINを入力しデスクトップ表示までは35~38秒程度と、まだまだ現役でいられる速さを誇ります。
購入から5年以上経た、Core i7 などの高性能 CPU を搭載しており、メモリも 4GB 以上搭載しているのに、とっても遅い PC を再生させる為には、HDD→SSDにするのが最も効果的なのです。
SSDへのバックアップやデータ移行方法はこちら >> Windows7からWindows10へのデータ移行方法
SSD機種選定5選
今回は最もコストパフォーマンスが優れている500GBクラスの製品から選定しました。
Samsung 860 EVO
No1になるには理由がある。
- サムスン(Samsung) は、あの インテル(Inter)を抜いて、世界No1半導体企業。
- CPU を頂点とし、あらゆる半導体を製造していますが、得意な製品はメモリ系であり、NANDフラッシュ や DRAM は、もちろん自社製。
- 最先端の技術力で優秀で高品質、それでいてコストパフォーマンスに優れる価格。
- SSDにおいて5年間という長期保証を最初に実現した高信頼性への自信。
- 内部に実装された温度センサーが内部温度を監視。70℃を超える異常高温環境になると転送速度を落とし、過酷な環境下でもSSDの熱暴走とデータ破損を阻止
- 5年保証
ちなみに筆者が日常的に1日8時間以上、可動しているデスクトップパソコンにおいて、 2代前の 840EVO250GB でさえ 定格 TBW の 44TB を、遥かに超えた 100TB 近くになっても正常に可動し続けています。
Samsung SSD 860 EVO | 500GB |
NAND | Samsung V-NAND 3bit MLC(3D NAND TLC) |
コントローラー | Samsung MJX |
シーケンシャルリード | 550 MB/s |
シーケンシャルライト | 520 MB/s |
ランダムリード(4KQD1) | 10,000 IOPS |
ランダムライト(4KQD1) | 42,000 IOPS |
ランダムリード(4KQD32) | 98,000 IOPS |
ランダムライト(4KQD32) | 90,000 IOPS |
キャッシュ容量 | 512MB LPDDR4 |
MTBF(平均故障間隔) | 150万時間 |
TBW(書き換え可能容量) | 300TB |
消費電力(スリープ時) | 2.5W( 2mW ) |
温度センサ | ☆ |
保証期間 | 5年間 |
Crucial MX500
価格.com 2018ProductAward大賞 受賞
- Crucial ブランドは、マイクロン( Micron Technology, Inc. )の製品ブランド
- TLC NANDフラッシュメモリーの積層数を従来の2倍、64層 Micron® 3D NAND とした
- 2.5インチタイプの付属品。7mm→9.5mm厚変換マウンターと簡易マニュアルが付属
- コントローラーは Silicon Motion 製の「SM2258H」を採用
- DRAMキャッシュメモリーを搭載 「D9STQ」を2枚実装している。8Gbitのチップで1枚1GB
- キャッシュ NANDフラッシュの一部をSLCキャッシュとして使い高速化する「Dynamic Write Acceleration」
- 突発的に電力供給が途絶えた際など、データ破損を防止する「Exclusive Data Defense」
- 熱が籠もりやすいノートPCへの搭載時も安心なドライブ内の温度を制限する「適応型熱保護」機能
- 5年保証
- メタル素材の筐体に熱を伝える熱伝導シートをコントローラーとNANDチップ部に採用
Crucial MX500 | 500GB |
NAND | Micron® 3D NAND |
コントローラー | Silicon Motion SM2258H |
シーケンシャルリード | 560 MB/s |
シーケンシャルライト | 510 MB/s |
ランダムリード(4KQD1) | |
ランダムライト(4KQD1) | |
ランダムリード(4KQD32) | 95,000 IOPS |
ランダムライト(4KQD32) | 90,000 IOPS |
キャッシュ容量 | 512MB LPDDR4 |
MTBF(平均故障間隔) | 180万時間 |
TBW(書き換え可能容量) | 180TB |
消費電力(スリープ時) | 4.5W以下( 不明 ) |
温度センサ | ☆ |
保証期間 | 5年間 |
詳細データシートはこちら >> データシートEN Crucial MX500
簡易データシートはこちら >> データシートJP Crucial MX500
WD BLUE 3D NAND SATA SSD
ハードディスク界の巨人が満を持して投入したモデル
- コントローラーはMarvell 88SS1074
- 子会社サンディスク製 三重県四日市市にある工場で製造された 64層 3D NAND メモリ を採用
- DRAMキャッシュは、Micron製のDDR3メモリ を容量に対して約0.1%に相当するメモリを搭載
- 筐体はプラスチック
- 5年保証
WD BLUE 3D NAND SATA SSD | 500GB |
NAND | SanDisk® 3D NAND |
コントローラー | Marvell 88SS1074 |
シーケンシャルリード | 560 MB/s |
シーケンシャルライト | 530 MB/s |
ランダムリード(4KQD1) | |
ランダムライト(4KQD1) | |
ランダムリード(4KQD32) | 95,000 IOPS |
ランダムライト(4KQD32) | 94,000 IOPS |
キャッシュ容量 | 512MB LPDDR4 |
MTBF(平均故障間隔) | 175万時間 |
TBW(書き換え可能容量) | 180TB |
消費電力(スリープ時) | 5.2W以下( 5-7mW ) |
温度センサ | 不明 |
保証期間 | 5年間 |
データシートはこちら >> データシートJP WD BLUE 3D NAND SATA SSD
サンディスク ウルトラ 3D SSD
同じNANDメモリを使用しているSDカード界ではNo1企業
- 中身の仕様は WD BLUE 3D NAND SATA SSD と同じ、貼ってあるシールが違うだけ
- WesternDigital社の子会社
SanDisk® Ultra 3D SSD | 500GB |
NAND | SanDisk® 3D NAND |
コントローラー | Marvell 88SS1074 |
シーケンシャルリード | 560 MB/s |
シーケンシャルライト | 530 MB/s |
ランダムリード(4KQD1) | |
ランダムライト(4KQD1) | |
ランダムリード(4KQD32) | 95,000 IOPS |
ランダムライト(4KQD32) | 94,000 IOPS |
キャッシュ容量 | 512MB LPDDR4 |
MTBF(平均故障間隔) | 175万時間 |
TBW(書き換え可能容量) | 180TB |
消費電力(スリープ時) | 5.2W以下( 5-7mW ) |
温度センサ | 不明 |
保証期間 | 5年間 |
Crucial BX500
- Micron® 3D NAND (64層TLC 3D V-NAND) メモリ搭載
- 温度センサー無し
- ケースはプラスチック製
- 3年保証
Crucial BX500 | 480GB |
NAND | Micron® 3D NAND (64層TLC 3D V-NAND) |
コントローラー | Silicon Motion SM2258XT |
シーケンシャルリード | 540 MB/s |
シーケンシャルライト | 500 MB/s |
ランダムリード(4KQD1) | |
ランダムライト(4KQD1) | |
ランダムリード(4KQD32) | 95,000 IOPS |
ランダムライト(4KQD32) | 90,000 IOPS |
キャッシュ容量 | 512MB LPDDR4 |
MTBF(平均故障間隔) | 150万時間 |
TBW(書き換え可能容量) | 120TB |
消費電力(スリープ時) | 4.5W以下( 不明 ) |
温度センサ | 無し |
保証期間 | 3年間 |
- NANDチップは Micron NW913 、当初カタログでも Micron® 3D NAND 搭載と表記されていたが、 SpecTek PFH26 搭載のものが有り問題になった?
https://twitter.com/pana_junk_pc/status/1145403611758751745
詳細データシートはこちら >> データシートEN Crucial BX500
簡易データシートはこちら >> データシート Crucial BX500
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まとめ
ざっとまとめてみましたが、自社または自社の子会社が NANDフラッシュメモリ を製造している企業のものが
・高性能
・高信頼性
で勝っていますね。
大切なデータを保存する役割の有るストレージには、お金をケチらず良いものを選ぶのが結果として幸せになれると思います。
次回は アイダは買わない激安SSD をまとめたいと思っています。
さわりだけ掲載…