Intelは、近く新しいデスクトップCPUシリーズ「Arrow Lake-S」を発表する予定です。このシリーズは、新しい名前だけでなく、まったく新しいアーキテクチャを採用しています。CPUアーキテクチャは、Core Ultra 200Vとして知られるLunar Lakeと同様に、Lion Cove P-CoreとSkymont E-Coreにアップグレードされます。
リーク情報から明らかになったIPC性能の向上
Intelは現在、新シリーズについてメディアにブリーフィングを行っており、そのスライドの1つがリークされました。
このスライドは、両方のタイプのコアのIPC性能の向上を示しているようです。右側はLion CoveのRaptor Coveに対するIPC性能の向上を示しており、9％の増加を示しています。一方、左側ではSkymontがGracemontと比較して32％高いIPC性能を持っていると主張しています。Skymontの大幅な性能向上は、L2キャッシュ帯域幅の増加によるものでもあります。
Lion Coveの特徴：大容量のLLCとL2キャッシュ
Lion Coveには36MBの共有LLC（Last Level Cache）が含まれており、16.67 MHzのクロック周波数を使用しています。これは、命令の処理やスケジューリングの改善を指していると思われます。リークされたスライドでは、改善されたメモリシステムにも言及されており、コアごとに3MBのL2キャッシュを可能にする強化された内部メモリが搭載されています。
まとめ
これらは、すでにオンラインで流通している新しいプレゼンテーションのハイライトの一部に過ぎません。最終的なSKU名と価格を含む、より詳細な情報が近日中にリークされると予想されます。Intelの新しいデスクトップCPUシリーズ「Arrow Lake-S」は、Lion CoveとSkymontによる大幅な性能向上が期待されており、発表が待ち遠しいですね。
