Appleは先日、サプライズプレスリリースでiPad mini 7を発表しました。この新しいiPad miniは、かなり大幅なアップグレードを受けており、注目すべき点の一つがRAMの容量です。iPad mini 6の4GBから倍増し、iPad mini 7では8GBのRAMを搭載しています。
Apple Intelligenceを活用するために8GBのRAMを採用
AppleがiPad mini 7のRAM容量を倍増させた決定は、偶然のアップグレードではありません。同社はこのデバイスに大きな機能を計画しているのです。WWDCイベント後まもなく、Apple Intelligenceは、新しいAI機能を動作させるための要件として、iPhone 15 Proモデルおよびそれ以降の新モデルでのみ利用可能になることが明らかになりました。Appleは、すべてのデバイスのアップグレードを開始しており、新しいiPad mini 7はApple Intelligence市場を拡大する計画の一部なのです。
マルチタスクとアプリのパフォーマンス向上にも期待
8GBのRAMは、Apple Intelligenceだけでなく、アプリの読み込み時間の高速化やマルチタスクの改善など、他の多くのタスクにも役立ちます。iPadでは、マルチタスクが主な用途の1つですが、4GBのRAMでは十分ではありませんでした。アプリに戻る際に、機能が完全に復帰する前にリフレッシュする必要があったのです。iPad mini 7の8GBのRAMにより、よりスムーズなアプリの切り替えが可能になるでしょう。
A17 Proチップの採用と性能の詳細
iPad mini 7には、A17 Proチップが搭載されています。ただし、iPhone 15 Proモデルに搭載されているものとは若干仕様が異なります。グラフィックコアの数が少ない、やや控えめなバージョンが採用されているようです。これは、Appleがチップビニングを活用している可能性を示唆しています。
エントリーレベルのiPadはApple Intelligenceに対応するか
Appleが、Apple Intelligence機能を搭載するために、RAMとパワフルな内部構成をアップグレードし、製品ラインナップ全体を徐々に強化していることは素晴らしいことです。しかし、同社がエントリーレベルのiPadをアップグレードする際に、どのような方法を選択するかは、まだ分かりません。おそらく、このデバイスはiPadOS 18以降のバージョンの機能を搭載した標準的なiPadとして位置づけられ、当面はApple Intelligence機能を搭載しないと予想されます。
まとめ
iPad mini 7は、前モデルから倍増した8GBのRAMを搭載し、Apple Intelligenceとマルチタスクの改善により、大幅なパフォーマンス向上が期待できます。Appleは製品ラインナップ全体をアップグレードしており、今後のiPadシリーズにも注目が集まります。
