Chiphell Forumsの報告によると、NVIDIAのGeForce RTX 5080 GPUは、16GBモデルの発売後に24GBのアップグレード版が登場するかもしれません。RTX 5080は当初、既存のRTX 4080と同様の16GB VRAMと256ビットのバスインターフェースを採用すると言われていましたが、メモリ自体は新しいGDDR7規格を採用し、帯域幅の向上とL2キャッシュの強化が期待されています。
RTX 5080の24GBモデルを実現する2つの方法
RTX 5080の24GBモデルを実現する方法としては、2つの可能性が考えられます。1つ目は、GB202 GPUコアを使用して384ビットのメモリバスと24GB構成を実現する方法ですが、これはあまり現実的ではありません。より可能性が高いのは、GDDR7で利用可能になる3GBのVRAMモジュールを使用する方法です。
RTX 5090とRTX 5080は、それぞれ16個と8個のGDDR7モジュールを搭載すると予想されています。2GBモジュールを使用した場合、32GBと16GBのメモリ容量になりますが、3GBモジュールを使用すれば、RTX 5080は同じPCB設計、コアスペック、256ビットメモリ構成のままで24GBまで拡張できます。
3GB GDDR7モジュールの量産時期がカギ
24GB版のRTX 5080の実現は、3GB GDDR7モジュールが次世代GPUの量産に間に合うかどうかにかかっています。GDDR7は16Gbから64Gbまでスケーラブルであることが知られているため、メモリのアップグレードは十分に可能性があります。ただし、新しいメモリアーキテクチャであるGDDR7は、高速化と大容量化のためにプロセスの成熟が必要であり、初期の yields（歩留まり）によっては制限される可能性もあります。
まとめ
NVIDIAのGeForce RTX 5080 GPUが、16GBと24GBの2種類のバリエーションで登場する可能性が報じられました。24GBモデルの実現には、GDDR7の3GBメモリモジュールの採用が鍵となりそうです。次世代GPUにおけるメモリ容量の拡大は、ゲーミングパフォーマンスの向上に大きく貢献すると期待されます。引き続き、NVIDIAの動向に注目が集まります。
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