AMDの次世代CPUであるRyzen 7 9800X3Dのベンチマーク結果がリークされました。このCPUは、現行のRyzen 7000X3Dシリーズ、特にRyzen 7 7800X3Dと比較して、性能と効率の面で大幅な向上が期待されています。
Ryzen 7 9800X3Dの仕様と性能
リークされた情報によると、Ryzen 7 9800X3Dは8コア16スレッドで、32MBのL3キャッシュに加え、CCDの上に64MBのSRAMを積層し、合計96MBのL3キャッシュと8MBのL2キャッシュを搭載しています。TDPは120Wです。
ベースクロックは4.7GHz、ブーストクロックは5.2GHzで、7800X3Dの4.2GHzベースと5.0GHzブーストから大幅に向上しています。テストでは、定格ブーストクロックを超える5.25-5.30GHzでの動作が確認されました。
Geekbench 6でのベンチマーク結果
Geekbench 6でのテストでは、シングルコアで3305ポイント、マルチコアで18,221ポイントを記録しました。
これは、7800X3Dと比較して、シングルコア性能で最大22%、マルチコア性能で最大20%の向上を示しています。
オーバークロックの可能性
以前のレポートでは、Ryzen 7 9800X3Dは完全なオーバークロックに対応すると示唆されていました。Zen 5アーキテクチャと3D V-Cacheの組み合わせは、非常に強力な製品になると予想されます。
まとめ
AMDのRyzen 7 9800X3Dは、11月7日に発売予定であり、Intel Core Ultra 200S “Arrow Lake” CPUに対抗する強力な性能を提供すると期待されています。ゲーミング性能と効率の面で再びリーダーシップを獲得するために、AMDは大きな一歩を踏み出そうとしています。ただし、高性能には高価格が伴うことが予想されるため、購入する際は慎重に検討する必要があるでしょう。