AMDは、AM4ソケット向けの新しいRyzenプロセッサ、Ryzen 5 5600XTとRyzen 5 5600Tを発売しました。これらの6コア12スレッドのCPUは、Zen 3アーキテクチャを採用したVermeerシリコンをベースにしており、大容量のキャッシュとPCIe 4.0サポートを提供します。
Ryzen 5 5600XTは、ベースクロック3.8GHz、ブーストクロック4.7GHzを実現し、前モデルの5600Xよりも100MHz高速化されています。一方、Ryzen 5 5600Tは、ベースクロック3.7GHz、ブーストクロック4.5GHzを達成し、5600と比べてそれぞれ200MHzと100MHz高速化されています。
ゲーミングパフォーマンスの向上に期待
前モデルの性能を考慮すると、これらの新しいCPUは、ゲーミングパフォーマンスで2桁の改善が期待できます。Zen 3アーキテクチャによる大容量キャッシュとPCIe 4.0サポートにより、ゲーマーはよりスムーズなゲーム体験を楽しめるでしょう。
価格は少し高め
AMDの公式ストアである米国Amazonでは、Ryzen 5 5600XTが194（約28,130円）、Ryzen55600Tが194（約28,130円）、Ryzen55600Tが186（約26,970円）で販売されています。
日本のAmazonではRyzen 5 5600XTがかなりの高価格で販売されています。
一方、価格比較ツールによると、5600Xは128～128～168（約18,560円～24,360円）、5600非Xは124～124～145（約17,980円～21,025円）の間で取引されています。100～200MHzのブースト向上のために、このプレミアム価格を支払うのは少し割高に感じられます。
まとめ
AMDは、AM4ソケットの導入から9年が経過した今でも、新しいSKUを発売し続けています。Ryzen 5 5600XTと5600Tは、ゲーミングパフォーマンスの向上を期待できる魅力的なCPUですが、価格面では少し高めに設定されています。しかし、AM4ソケットが段階的に廃止されていないことは、消費者にとって評価すべき点だと言えるでしょう。
