先ごろ Apple (アップル)のハイエンドスマホ iPhone X (アイフォンテン)が発表になりました。
ガジェットオタの私としては、ワクワクが止まりませんな。(ー_ー)!!
2017年下期から2018年にかけて、ハイエンドスマートフォンの競争は、間違いなく iPhone X を中心に繰り広げられることになります。
で、その iPhone X のどこが新しくなったかと言いますと。
iPhone X はユーザーから見ると感動するような新機能は無い
本体正面すべてがディスプレイになって…
いや、コレ、Samsung(サムスン)が Galaxy S8 (ギャラクシーエスエイト)で実現してんじゃん!(ー_ー)!!
ディスプレイが有機ELディスプレイになってとってもキレイに…
いや、コレも、Samsung が Galaxy S8 やそれ以前の機種で実現してんじゃん!(ー_ー)!!
顔認証でセキュリティが向上した上、ロック解除がかんたんにな…
いや、コレも、Samsung が Galaxy S8 で実現してんじゃん!
おまけに Galaxy S8 は虹彩認証や指紋認証も搭載して認証機能てんこ盛りですよ。(ー_ー)!!
ワイヤレスな
いや、コレも、Samsung が Galaxy S8 やそれ以前の機種で実現してんじゃん!
てか、Andoroid 機なら4年前の Nexus 7 (2013) で既に対応してる使い古されたテクノロジーじゃん!(ー_ー)!!
決して Galaxy S8 押しの記事じゃございませんことよ、奥様… (-。-)y-゜゜゜
iPhone X ユーザーがもっとも恩恵を受けるのはフロントカメラ
んじゃ iPhone X の何が、私たちユーザーの琴線に触れ得る、最先端テクノロジーなのか?
私はたった一つだけだと思っているのです。
- フロントカメラ(インカメラ)のポートレートモード
コレだけです。(ー_ー)!!
- 高度な顔認証のテクノロジー
Face ID 機能 =フロント赤外線カメラ+投光イルミネータ+ドットプロジェクタ
とか、先程書きましたけど、既に Samsung が Galaxy S8 で実現して、ユーザーは実際に使ってますから、より高度な仕組みとは言え感動はありませんね。
実際に使用して、他の機種に比べて、分かりやすく
「コレ、いいじゃん!(≧∇≦)b 」
と感じる部分は…
多分コレだけ!
なにせ、インスタ映えする、セルフィー画像が撮影できる、唯一のスマートフォンですからね。
Apple が作る iPhone 各機種はすごく良くまとまっていますけど、最先端機能は Samsung の Galaxy シリーズにずっと遅れている印象です。
iPhone X のスゴイところは AI のニューラルエンジン!
とはいえ、理系ガジェオタの私めは、iPhone X の根幹をなす、SoC A11 Bionic に興味津々なんですな。
iPhone X のスゴイところはユーザーが普段意識しない A11 Bionic の ニューラルエンジンにあります。
この、 A11 Bionic には AI 機能が搭載され、先程のフロントデュアルカメラ(赤外線カメラと7MPカメラ)の処理や Face ID などの高度な機能の実現のため、今までにない超高速処理を行っているそうで…
ニューラルエンジンという、機械学習機能を司るハードウェアが含まれており、なにやらすごいことを AI がやっているようです。
ニューラルエンジンは何をやっているのだろうか?
ニューラルエンジンとは何か。
ニューラルエンジンは機械学習のための専用ハードウェアで、コンピュータが観察結果から学べるようにする人工知能の一種です。ニューラルネットワークが必要とする驚異的な速さの演算処理を、圧倒的に効率良くこなすことができます。
しかも、ソフトウェアではなくハードウェアでですよ?
ニューラルネットワークをハードウェア上に実現することによって、より高速な処理を実現してるんですな。(ー_ー)!!
まぁ、とにかくすごそうってことで、いいんじゃないか?
と思う一方。
ニューラルエンジンって何やってるんだろうか?
とも考えるわけであります。
ニューラルエンジンがすること。
A11 Bionicチップに搭載されたニューラルエンジンは、人、場所、物を認識するデュアルコア設計です。毎秒最大6,000億の演算を処理する圧巻のスピードで、機械学習のタスクをこなします。Face IDやアニ文字といった革新的な新機能を背後で動かしているのも、ニューラルエンジンのパワーです。
ちょっと怖いっすね?
だって、人工知能がいつも自分の情報を処理してるって…
ターミネーターを動かしてるスカイネットみたいなもんでしょ。(-_-メ)
スマホに人間が支配される未来がすぐそこ..
なんてことになるかもしれませんね。
あながち、冗談でもなくて、収集されたユーザーの情報から
スマホ「顔にシワが増えたな、ここのエステに行けば改善するゾ」
ユーザー「そうか、見た目は大事だな、すぐ行くわ」
スマホ「内臓が少し弱っているな、このサプリ飲んだら健康になれるゾ!」
ユーザー「まじか、すぐ買ってこよう。」
スマホ「今取り掛かってるプロジェクトが行き詰まって困ってるだろ?こうしたら実績上がるゾ!」
ユーザー「よし、仕事の進め方変えるわ。」
と、スマホが提案し、ユーザーがそれに従うようになる。
そして、最後は
スマホ「時間の無駄だから、お前がやること俺が先にやっといたわ」
ユーザー「サンキュー!スマホ」
ユーザーはハッピーライフを送りましたとさ…
チャンチャン
コレってハッピーなのかしらん?(ー_ー)!!
ニューラルエンジンが収集した膨大な個人情報の扱いが心配
また、一方で機械学習で収集された今までにない、膨大な個人情報のビックデータを、企業側が活用することも当然あるはず…
スマートフォンメーカーの収益源としても有望であると言えます。
ま、私としては生活が便利になり、人生がより楽しいものになるのであれば、ある程度の個人情報の活用なんて全然いいんです。
あくまで、ある程度ですけどね。
iPhone X の AI テクノロジー A11 Bionic のニューラルエンジンは
ユーザーにとってはちょっと怖いけどスゴイ!
メーカーにとっては収益源としてスゴイ!
ってことですな。(ー_ー)!!
こんなスゴイもの、もちろんライバルも黙っていないわけで…
ライバル Huawei も AI 搭載のスマホ Mate 10 を2017年中に発売!
ちゃんと対抗策を用意しています。
じつは、ライバルの1社 Huawei(ファーウェイ)は、9月初めにAI 搭載 SoC の Kirin 970 を発表したばかりです。
SoC に AI を搭載することで、通信回線を利用したクラウドベースの情報処理や、端末上の情報処理の効率が飛躍的に上がり、スマートフォンのあらゆる処理速度が向上がされるとのこと。
次期 Huawei のフラッグシップ機 Mate 10 (メイトテン) に、この kirin 970 を搭載して来るそうです。
Huawei は顔認証には否定的?!
Huawei は顔認証に関しては否定的なようで…
早速 iPhone X 発表に合わせて、顔認証を揶揄するような、意味深なツイートをしています。
Let's face it, facial recognition isn't for everyone.
Unlock the future with #TheRealAIPhone. 16.10.2017 pic.twitter.com/b9RM161k0u— Huawei Mobile SG (@HuaweiMobileSG) September 16, 2017
Mate 10 には顔認証以外の、どのようなお手軽認証テクノロジーが搭載されるのか?
Mate 9 (メイトナイン)のメインデュアルカメラに Leica (ライカ)デュアルレンズを採用し、フロントカメラにも P10 (ピーテン)で Leica レンズを採用した Huawei のこと、フロントをデュアルカメラにアップデートし Leica レンズ採用でくるのでしょうか?
はたまた、iPhone X や Galaxy S8 のように、赤外線カメラを搭載してくるのか?
Mate 9 ユーザーの私は、この Mate 10 メチャメチャ気になります。
ただ、心配なのは価格です。
こなれた感のある SoC kirin960 搭載のハイエンド P10 Plus でさえ、当初価格7万円超えですので、最新テクノロジーを搭載するハイエンド Mate 10 は iPhone X と同じく10万円超えの価格になると思われるのです。(-_-メ)
今後は王者 Samsung の AI 搭載スマホに注目
スマートフォン界の王者 Samsung は、未だ AI 搭載 ハイエンドスマートフォンを発表していません。
王者として当然、iPhone X を凌駕するハイエンド機を計画していることでしょう。
Galaxy S9 (ギャラクシーエスナイン)でしょうか?
Galaxy S8 で物足りないのは、メインカメラとフロントカメラのポートレート撮影機能
iPhone X のポートレートモード、Mate 9 のワイドアパーチャのような機能がありません。
この辺も、Galaxy S9 で対応してくると思われます。
2017年下期-2018年注目のハイエンドスマートフォンテクノロジー
ってことで
2017年上期の最先端テクノロジー
- ペイ機能+DSDS+デュアルカメラ+VR対応
に加え
2017年下期-2018年の最先端テクノロジー
- AI機能+フロントデュアルカメラ+お手軽認証
の搭載と性能がハイエンドスマートフォンの主戦場となるでしょう。
2017年下期-2018年注目のハイエンドスマートフォン機種
すべての最先端機能を網羅したスマートフォンの闘いとなると、次の3社の3機種となると予想しています。
Apple アップル : iPhone X アイフォンテン
Huawei ファーウェイ : Mate 10 メイトテン
Samsung サムスン : Galaxy S9 ギャラクシーエスナイン(仮
なぜ、この3社を取り上げたか?
Sony(ソニー)や Google(グーグル)はどうした?
と疑問に思われるあなたは、次項の補足を御覧くださいね。
3候補のうち2018年の王者となるのは、どのメーカー、どの機種になるのか?
はたまた、予想に反して Sony Xperia(エクスペリア)、 Google Pixel(ピクセル)、 中華メーカー Xiaomi(シャオミー)などの第3、第4勢力が王者になるのか?
メーカー同士の熾烈な戦いって、消費者としては、と~っても楽しみ!
楽しみですが、いざ購入には悩みもあります。
ハイエンドスマホ、高額すぎるワ。(-。-)y-゜゜゜
補足:2017年第二四半期 世界スマートフォン出荷台数シェア
- Samsung(サムスン)
- Apple(アップル)
- Huawei(ファーウェイ)
の、順になっています。
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1708/03/news053.html
Apple と Huawei の差は僅か1%未満であり、Huawei が Apple を抜くのは時間の問題だと言われています。
ますます、激しくなっていくスマートフォンのシェア争い。
熾烈な競争が繰り広げられているのですな。(ー_ー)!!
ハイエンド機の低価格競争も勃発!
と、ならないかな。(-。-)y-゜゜゜