NVIDIAの次世代GPUシリーズ、GeForce RTX 50シリーズの発売が近づいています。その中でも特に注目されているのが、ハイエンドモデルのGeForce RTX 5080です。最新のリーク情報によると、RTX 5080は30 Gbpsの高速GDDR7メモリを搭載する可能性が高いとのことです。
GDDR7メモリ技術の導入
RTX 50シリーズの大きなアップグレードポイントの1つが、GDDR7メモリ技術の導入です。この新技術により、メモリバスを大幅に変更することなく、大幅な速度向上とそれに伴う帯域幅の改善が実現されます。
RTX 5090は512ビットのメモリバスを備え、ゲーミングGPUとしては初めて1.7 TB/sを超える帯域幅を実現する見込みです。ゲーミングカードにこれほどの帯域幅が必要なのかは不明ですが、高速メモリを採用するだけで、ラインナップの他のモデルも帯域幅の増加の恩恵を受けられることになります。
高速な30Gbpsのメモリで差別化
Benchlifeによると、次世代のBlackwellゲーミングシリーズに属するRTX 5080グラフィックカードは、新ラインナップの中で唯一30Gbpsのメモリを搭載するモデルになる可能性があるとのことです。シリーズの残りの部分は28Gbpsのメモリ構成になると言われています。
情報筋によれば、現時点ではGeForce RTX 5080が30Gbps GDDR7メモリを使用することに加え、GeForce RTX 5060シリーズを含むモデルも28Gbps GDDR7メモリで構成されているとのことです。
256ビットのメモリバスに16GBのGDDR7
RTX 5080は、256ビットのメモリバスに16GBのGDDR7メモリを搭載すると噂されています。この構成により、960 GB/sの帯域幅が提供されます。比較として、RTX 4080は716 GB/s、RTX 4080 SUPERは736 GB/sの帯域幅を提供します。960 GB/sの帯域幅は、より広いメモリバスを使用するRTX 4090の帯域幅よりも約5%遅いことになります。
RTX 5090以外の16GB以上のモデルを計画していない
NVIDIAは、RTX 5090以外の16GB以上のモデルを計画していないようです(少なくとも3GB GDDR7モジュールが利用可能になるまでは)。これにより、メモリとGPUのスペックに関して、5090と5080の間に大きなギャップが生まれることになります。帯域幅のわずかな増加では、おそらくこの認識を変えることはできないでしょう。
まとめ
NVIDIAの次世代GPUシリーズ、GeForce RTX 50シリーズの発売が近づいており、その中でもRTX 5080のスペックが一部リークされました。RTX 5080は、30 Gbpsの高速GDDR7メモリを搭載し、大幅な性能向上を実現する可能性が高いとのことです。新しいGDDR7メモリ技術により、メモリバスを大幅に変更することなく、帯域幅の改善が期待できます。RTX 5090は1.7 TB/sを超える帯域幅を実現する見込みですが、ゲーミングカードにこれほどの帯域幅が必要なのかは不明です。また、NVIDIAはRTX 5090以外の16GB以上のモデルを計画していないようで、5090と5080の間にスペック面でのギャップが生じる可能性があります。次世代GPUの性能向上に期待が高まる中、正式な発表が待たれます。